About

Earth's Silent Gift


数千年の時を超えて結晶した存在には、大地が紡ぎ出した「声なき詩」が宿り、五感に響く旋律を奏でているように感じます。自然の叡智と共鳴し、日常にそっと寄り添う「静かな伴走者」としてそばにいてくれるのだと感じています。

以前から海外とのご縁が強く、海外への旅は続いていましたが、勤めていた外資系の会社を退社することになった2010年頃をきっかけに、世界各地を旅しながら自然との出会いを重ねてきました。

アメリカ アリゾナ州 セドナの赤土の大地、南フランスの光に染まるラベンダー畑、エメラルドブルーに輝く湖に続く渓谷、ネパールの星降る山々――。 その旅のひとつひとつが今も私の心の中に深く刻まれています。

セドナでは、ナバホ族の奏でるインディアンフルートの響きに出会い、大地と空とがひとつに溶け合うような感覚を体験しました。 そのとき受け取った “Walk in Beauty” という言葉は、以来、自らの歩みを導く響きとなっています。




その頃クリスタルに強く惹かれていた私は、旅先でミネラルショーを訪れ、ブラジル、コロンビア、イタリア、フランス、マダガスカル… 世界各地から集う業者の方々との出会いを重ねていきました。

石にまつわる話、そこでしか得られない物語が交錯するその空間には、Smile、Joy、Loveがあふれていました。この経験が、クリスタルビジネスをスタートさせる直接的なきっかけとなりました。

現地の鉱山で買い付けをする方々から伺う話の中には、それぞれの土地の記憶と人々の営みが宿っており、 そうしたご縁が織り重った、唯一無二のクリスタルがここへ辿り着いています。 石に触れるとき、自然の叡智と共鳴し、自分の内に眠っている静かな記憶や感覚が呼び覚まされように感じます。 

かつて、明治の研究者が百年先を見据えて森を設計し、守り、今の時代に引き継いでくれたように、 私自身、石を通じて未来に小さな光を残すことができればと願っています。

このひとつの石との出会いが、今を生きるわたしたちの心を照らし、さらに遠い未来へ小さな希望の種を残していく。100年後の誰かに、確かな希望の種を残していくことができるなら… という願いを密かに持っています。それは石そのものかもしれませんし、 あるいは、石を介して育まれる愛や調和の心から生まれるアクションかもしれません。

日常や空間にそっと寄り添い、 歩む道を照らす小さな光となりますようにと祈りながら、石をお届けしています。